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  • 執筆者の写真藤田 慈弘

お彼岸について

段々と暖かくなってまいりましたね。

昨日境内のゴミ箱を回収しておりましたら蚊が私の腕についているのをみてようやく春の訪れを感じております。


さて、もうすぐお彼岸の季節がやってまいります。

お彼岸の期間は3月18日〜24日までの七日間で、この期間中にお墓参りをされる方が多いのではないでしょうか。


私もお彼岸の期間中はお檀家さんのお宅にお邪魔してお経を上げさせていただいたり、21日には勤め先のお寺で中日の彼岸法要を手伝わせていただいております。

このお経廻りの時にお檀家さんに


「お盆とお彼岸って何が違うの??」


と質問される時があります。


確かにお墓参りをしたり法要に参列したりとやっていることはあまり変わりがないようにも思えます。

勿論それらの行いは徳を積む大変立派な行いです。

ですが、厳密にはこの二つは違うものなんですね。


「彼岸」というのは仏様のいらっしゃる平穏な悟りの世界のことです。

反対に常に変化し、苦しみの多い我々が住んでいる世界を「此岸」といいます。

日蓮大聖人も「生死の此岸より、苦海の蒼波を凌ぎ、菩提の彼岸に到る時節なり」(彼岸鈔)とおっしゃられています。

つまり、このお彼岸の期間というのは迷いや苦しみで満ちた此岸から、仏様のいらっしゃる悟りの世界へ到るための修行期間という事を意味しています。


では、どんな修行をすればいいのか?

それは「六波羅蜜」という六つの修行方法がございます。


1、布施(ほどこし)進んで良い行いをする事

2、持戒(いましめ)清き心を正しくもつ事

3、忍辱(がまん)侮辱や苦しみを耐え忍ぶ事

4、精進(はげみ)努力して向上をはかる事

5、禅定(へいおん)心を落ち着かせ自分を省みる事

6、智慧(かしこさ)正しく物事を判断する事


これらの事を実践し彼岸へ到達する事を目的としたのが六波羅蜜です。

ちなみにお墓参りや先祖供養は「布施」に該当されます。


また、日蓮大聖人は「彼岸1日の小善は、能く大菩提に至るなり」(彼岸鈔)ともおっしゃられています。

これは、お彼岸の期間中に良い行いをすれば悟りを開き仏となり、また他の時節に善行をするより、彼岸中に小善を行えば大いに功徳を得られると大聖人は私たちに勧められております。


・・・この期を逃す手はないですよね?笑


是非とも皆様にはお彼岸期間中にお墓参りや菩提寺様のお中日法要に参列していただき、また「六波羅蜜」を意識して実りのある七日間を過ごしていただければ幸いです。

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