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執筆者の写真藤田 慈弘

お焼香をする理由

お久しぶりです。

最近更新をサボっておりました副住職です。


先日は風が強く境内が葉っぱや枝で荒れ放題となってしまいました。

しかも本日は大雨で掃除もできず。。。

雨上がりのお庭を見るのが恐ろしいです。


さて、急に本題に入りますが本日のテーマはお焼香です。


法事や葬儀に参列される時、必ずお焼香をされますね。

お焼香はインドが発祥といわれ元々は酷暑のため遺体の腐敗が早く進んでしまい、腐敗臭を抑えるために焼香を焚いていたといわれています。


お焼香をする理由とは、故人があの世へ行くための道標だったり、お焼香の香りや煙が仏様の食べ物になる等色々といわれております。

一般的には故人様のためにする行為ではありますが、これは自分自身の精神をととのえ、不浄を清めるといった意味合いもあります。


また香りが空中に満遍なく広がることは、仏教の教えが広がることを意味しています。

さらに、香りは時間とともに良い香りがなくなり、灰になってしまいます、これは人は皆いずれ消えていく存在であることを表しており、仏の悟りを教えてくれているのです。


私も法務をする時にお焼香の煙が本堂に広がるとまるで雲海みたいになって綺麗だなと思っています(笑)


是非皆さんもこのことを念頭においてお焼香をしてみてください。


それでは、また

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