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執筆者の写真藤田 慈弘

卒塔婆を建てる理由

こんにちは。

副住職の慈弘です。


お盆が終わり、もうすぐお彼岸になります。

7月から9月まで大変目まぐるしい日々を過ごしておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?


私たちはお彼岸に向けて準備を少しずつしていますが、今は主に卒塔婆を書いています。


さて本題ですが、皆さんは卒塔婆を建てる意味をご存知でしょうか?


卒塔婆はお釈迦様のお墓である仏舎利塔を模して作られたものです。





















こうしてみると、上の部分が卒塔婆に似ているのがわかるかと思います。


卒塔婆は、亡き人への便りとして、あなたのために私は供養をしましたよと故人様へお伝えするものです。

私たちお坊さんは、皆さんの代わりに卒塔婆を書き、故人様にお手紙を届けるという郵便屋さんのような役割です。


ですが、卒塔婆を建てるのにはもう一つ意味があります。

それは、自分のために建てるということです。


法要が終わった後に卒塔婆をお墓に建てると思います。

そして、風が卒塔婆を通じて動物にあたることによって、その動物は来世では上の位に生まれ変わることができます。

これを行うことによって大変多くの功徳を得ることができます。


少し打算的かもしれませんが、ご先祖様のため、ひいては自分のためにお塔婆を是非建てられてはいかがでしょうか?


妙福寺では、お檀家さん以外でも御供養や卒塔婆を受け付けておりますのでご相談ください。


それでは、また👋

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